演題:西郷隆盛の実像

講師:落合 弘樹氏・早稲田大学エクステンション八丁堀校講師

                            明治大学文学部教授

日時:415日(日曜日)15:30-17:30 (開場15:00)

会場:東村山駅西口ワンズタワー サンパルネ・コンベンションホール

明治維新から150年にあたる今年、NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映中です。作者は作者の理解と意図の下に西郷隆盛を描いており、必ずしも実像とは異なります。隆盛は維新三傑と呼ばれ、薩長同盟、江戸城無血開城、王政復古に成功、明治政府創設後 陸軍大将・近衛都督を兼務、西南戦争で散った。その人物・人柄、思想・行動は明治天皇が愛し国民の人気も絶大で、上野恩賜公園の銅像を始め、西郷南州顕彰会、隆盛公奉賛会等が今でも活動しています。
一方 顕彰、偉大さが強調され、実像が見えてこない場合が多い。例えば 上野公園の銅像除幕式の際、糸子夫人は銅像を見てあれは夫ではないと漏らしたと言われています。隆盛は写真、肖像画を暗殺回避の為か残していないそうです。
落合講師の専門は幕末維新史、明治維新史学会事務局長を務め、早稲田大学エクステンション八丁堀校にてこの春、「西郷隆盛の実像」の講座を5回にわたり担当されています。隆盛の挫折を含む波瀾万丈の実像を熱く語って頂きます。

(落合講師の主な略歴)
1962年生まれ
1991年 中央大学大学院文学研究科博士後期課退学、

2001年 京都大学文学部にて博士号(文学)授与
2009年 京都大学人文科学助手等を経て明治大学文学部教授就任専門は幕末・維新史
著書「明治国家と士族」(吉川弘文館)「西郷隆盛と士族」(吉川弘文館)「秩禄処分」(講談社学術文庫)等

お問い合わせ: 黒田 祐司  電話 080-9567-6994