第90回の雑学講座は、6月6日(土)ふるさと歴史館で、当会員でもある東村山市役所地域包括ケア推進係の秋山 剛さんをお迎えし、「デンマークの福祉政策から東村山市の今後を考える」の演題で開催されました。

秋山さんは、外国旅行が好きで学生時代から70ヶ国以上の国を旅行しています。昨年、内閣府国際交流事業によりデンマークの介護を視察されました。

デンマークと言えば2013年の英国大学調査で、幸福度ランキング世界一にランキングされました。ちなみに日本は46位だそうです。

デンマークは、九州とほぼ同じで、人口は562万人なので規模が違い、必ずしもその政策をそのまま日本に適用することは難しいように思われます。基本精神は、「自由、平等、自己決定」だそうです。

デンマークは高福祉、高負担とはいえ、高齢者の医療、看護、介護、リハビリのケアは無料であり、高齢者の福祉施策に木目細かく取り組んでいるのは羨ましい限りです。

最後に、秋山さんはデンマークで学んだ知識や経験を、これからの東村山市福祉行政の向上に活かしていきますと力強く誓いました。若い力として、大変頼もしく思い、益々の活躍を期待いたします。

                             (山本岩男 記 写真 赤荻洋一)