演題 : 歴史物語の「語る」道長、彰子、紫式部
講師 : 稲垣智花氏 武蔵野大学講師
日時 : 4 月27 日(土) 14:00~16:00
会場 : サンパルネ・コンベンションホール
NHK 大河ドラマ「光る君へ」をお楽しみでしょう。講師は早稲田大学エクステンションセンターで2 月・3 月に講座を担当されました。
今回はその講座の縮小版をご講演いただきます。歴史物語には歴史上の人物の知られざるエピソードが残されています。藤原道長は長兄道隆より十四歳年下、本来なら政治的な栄華にはほど遠い立場にいましたが、姉詮子の愛情が彼を権力の座に導きます。その娘彰子は一条天皇の中宮に立てられますが、一年足らずのあいだとはいえ、道隆の娘定子が皇后という「二后並立」状態にありました。定子に仕えた清少納言の『枕草子』と彰子に仕えた紫式部の『源氏物語』はどちらも大変有名です。本講座では、大河ドラマに登場するさまざまな人々の実像に歴史物語の視点から迫ります。
稲垣智花講師の紹介。
神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。
元早稲田大学講師。専門分野は中古中世の物語・歴史物語。
共編著書に『常用 源氏物語要覧』(武蔵野書院)。論文『歴史物語講座第三巻 大鏡』(風間書房)所収
『大鏡の思想―「道理」をめぐって―』等。
申込は黒田宛て「お問い合わせフォーム」にて4 月23 日(火)18:00 までにお願いします。
応募をお待ちしております。
(黒田 祐司 記)