写真を楽しむ会

写真を楽しむ会

 旅で出会った絶景、散歩で見つけた花、子供や孫の成長記録、家族との楽しいひと時、ペットの愛らしいしぐさなど、日頃撮っている写真を沢山お持ちでないですか?
お気に入りの写真、少し残念に思っている写真を、『写真を楽しむ会』で披露して、参加者の声、ベテラン写真家の一言を聞いてみませんか。
  「写真を楽しむ会」は、写真をテーマに語り、写真について学び、地元の仲間を広げるための集まりです。 「写真」に関心がある方、これから写真を始めようと思っている方、ちょっと覗いてみてください。 撮影に使用するカメラは、スマホ、コンパクトデジカメ、一眼レフなど種類を問いません。 自分で撮影した写真を印刷して、1~3枚(A4または2L)ご持参ください。 
開催頻度:4ケ月に一度。原則、火曜日の午後 (稲門会ニュースに掲載)
開催場所:東村山市中央公民館の集会室等
参加費用:300円 (都度の参加費のみ)

世話人 : 藤井 省、小菅 宏 

 

◇ 作品紹介 ◇

本同好会のメンバーである湯淺英司さん(野生動物研究家 里中遊歩として活動)の作品3点をご紹介します。

ヒヨドリ1-1200

町なかで観られる身近な野鳥『ヒヨドリ』

ヒヨドリ自体には特筆するような特徴がないため、その周囲の環境を上手に取り込むことで如何に際立たせることができるか、がポイント。
ありがたいことに彼らヒヨドリは果実や花の蜜が大好物なので、そういった色鮮やかな空間に溶け込んでいることも少なくない。
散策中に真っ赤に実るサクランボを見つけ、「もしかしたら」としばらく待ってみたら、やはりやってきてくれた。
もうとにかく、サクランボの赤と葉の緑、その2色が最も際立つ明るさに設定した上で、ヒヨドリを入れて撮影。よってヒヨドリ自体は若干色が浅く映っているが仕方がない。
本当であればサクランボの赤をもっと鈴なり(沢山)に、そしてより前面に配置できるアングルで撮影できれば良かったのだが、なかなか思い通りに動いてくれないのも野生動物観察の醍醐味のひとつ、仕方のないところ。
【2021.5.8撮影 小平市 f/6.3 1/100秒 ISO-400 600mm(900mm換算)】

 

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

ベランダに咲く『マーガレット』

我が家のベランダに咲いたマーガレットが、なんとなくメタリックな無機物的で面白く目に映ったので撮影してみることに。
カメラはコニカミノルタ(当時:現ソニー)α7デジタル、レンズは100mmマクロ。露出を開放に向けすぎるとマクロの特性から背景がぼやけ過ぎるので、若干抑えめにしつつ、極力真上からのポジション取り。花弁が沢山あることから漠然と撮影してしまいそうだが、それだとなんとなくぼんやりした写真になりやすいので、一応の主役となり得る花弁を決める。本写真ではセンター下のもの。理由としては、「(1)花弁が大きい。(2)花弁の上に若干の緑の空間があり、またつぼみも見られる。(3)左右の花弁の方が色濃くしかも前面に位置するが、花弁自体はセンターより小さい。」など。
それにより無意識にセンター下の花弁に観る人の焦点が合いやすくなったのではないか、と個人的には考えている。
【2007.3.31撮影 東村山市 f/4.5 1/160秒 ISO-100 100mm(150mm換算)】

 

nihonkanahebi-1200

人工の杭の上に佇む『ニホンカナヘビ』

町なかの至るところで観られる爬虫類のひとつ。
天気の良い日には、陽の当たる石の上などで日向ぼっこをする姿を確認できる機会も多いが、この個体は、鬱蒼と茂る葉が陽の光を遮断する薄暗い林の中に佇む杭の上でひっそりと休息していた。
カメラを構えるも、普通に撮影しては暗過ぎて被写体が映えない。よってISO値を1600まで上げ、1/100秒のシャッタースピードにて撮影。
実際の明るさより数段明るく映し出すことで、肉眼で見るのとはまた違った世界を切り出してみた。
【2021.6.12撮影 三鷹市 f/6.3 1/100秒 ISO-1600 600mm(900mm換算)】

 

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