2016年の東村山稲門会の旅行会は、5月17日、18日に会員と家族29名参加の下、現在NHKの大河ドラマ・真田丸で放映されている長野県上田方面の観光地で実施されました。当日の朝は小雨が降っておりましたが、最初の訪問場所の菅平に着くまでに止み、旅行日和になりました。 最初にスポーツのメッカ、早稲田ラクビーの聖地菅平を訪問しました。菅平には140以上のラクビーグランドがあり、近年はサッカーをはじめ多くの競技団体が入山しているとのことです。サニアパーク陸上競技場や野口みずきクロスカントリー場等が整備されたため、陸上競技チームの入山が増えているとのことです。 菅平にある早稲田大学の研修所の内部を見学することができました。スポーツをする環境と施設の素晴らしさに皆感心させられました。 早稲田大学のメインラクビー練習場です。 古式ゆかしい真田庵で戦国の紙芝居をみた後、昼食をとりました。 昼食後、1583年真田昌幸が築城した上田城を訪れました。徳川軍の2度に渡る攻撃を守り抜いた戦国の名城です。 大阪の陣の後、仙石氏が小諸から移り大改修し、近世後半には松平氏の居城になりました。 最後の早慶戦の映画の撮影場所になった球場が城の片隅にありました。到着前のバスの中で、小亀さんから昭和18年に早稲田の戸塚球場で行われた「出陣学徒壮行早慶戦」の詳しい 解説がありました。今日宿泊する旅館の社長が、早稲田大学教授役で映画に出演したそうです。 万葉集にも歌われている長い歴史がある別所温泉の上松屋に宿をとりました。池田さんの名司会によって宴会も盛り上がりました。 別所温泉の近くは「信州の学海」と呼ばれ、仏教・学問の中心であったそうです。旅館から徒歩で、鎌倉時代中期に建てられた曹洞宗安楽寺を見学しました。 境内には鎌倉時代末期に建立された、我が国最古の禅宗様建築である八角三重塔があります。 戦国時代、武田信玄が山本勘助に命じて築城した松代城址を散策しました。江戸時代に真田信之が上田城から松代藩主として移った後は、真田氏10代によって、10万石の城下町を形成しました。 第2次世界大戦の遺跡、松代象山地下壕をボランティアのガイドさんの説明聞きながら見学しました。第2次世界大戦末期、 昭和19年11月から軍部が本土決戦最後の拠点として大本営、政府各省等を移すという計画のもとに建設されました。終戦直前にこのような大規模な設備が建設されたことは、当時の切迫した軍部の状況を開間見ることができます。 川中島大合戦跡地を見学しました。高橋正夫さんによって、大合戦の内容説明がありました。 武田信玄と上杉謙信の一騎打ちの像がありました。 島崎藤村の詩で有名な小諸城址の懐古園を見学しました。 上田城をバックにした参加者全員の集合写真 参加者下記29名(敬称略) 青山、阿部、赤荻、池田、出田、岡田、大内、加藤、倉田、倉田夫人、黒田、小亀、 小亀夫人、滝川(桜)、滝来(洋)、高橋(正)、當間、戸田、富澤、富澤夫人、南湖、長野、福田、藤澤、松永、守屋、八木、山本(岩)、吉田(勝) (写真 赤荻 山本 文 山本岩男)