雑学講座も96回、年末恒例となった映画会も7年目になりました。今回の映画会は1977年(昭和52年)に公開されて、第1回日本アカデミー賞をはじめ同年の映画賞を総なめにした名作を取り上げました。高倉健のヤクザ映画からの脱皮、売れない歌手で俳優としてはズブの素人だった武田鉄矢の役者としての橋頭保となった作品でもあります。 12月25(日)はクリスマス当日であり、来場者の人数が危惧されましたが、昨年(130名)に及びませんでしたが、それでも103名(一般約80名)の来場者となりました。残念ながら稲門会会員の方の参加者が少なく、次回への課題となりました。また、2回ほどインタ―ネットから割り込み画面に重畳されるなどのトラブルがありましたが大きな混乱もなく終了することができました。 大内新会長の挨拶のあと、吉田勝さんの的を射た解説の後休憩時間なしで2時間弱の上映であり、特に上記のラストシーン(待っていることを示す黄色ハンカチ)では何度見ても感激し、涙ぐんでしまったとの声が多数ありました。 我々含め参加者は題目によって高齢者が多く、上映時間によっては休憩時間を設ける必要でないかと反省もありました。今回は、担当者変更直後であり、前任者の指導により一応無事にできたことは幸いでした。
(写真:赤荻 洋一 文:富澤 文雄)