1月14日(土)14時からサンパルネ・コンベンションホールにて「新年を祝う会」が会員50名、尺八・琴演奏者2名、総勢52名の出席のもと開催されました。
新春を祝賀する集いはコロナ禍の影響で令和2年以来3年振りの開催であり、これまでの立食形式からコロナ禍対策上初めての10テーブルごとの着座による会となりました。会場正面右手には岡田一郎副会長により祝いの装飾が施されたテーブルが設置され、東村山稲門会名入りの特製「開運招福どらやき」とみかんが土産用に用意されました。著作紹介コーナーには、当会会員の山崎光夫氏(昭45教育)や故鍋島高明氏(昭34政経)、昨年12月に急逝された野中昭夫氏(昭32商)の著作品や関係資料が展示されました。

総合司会高柳剛氏の開会の辞によりスタート。山本岩男会長による本会開催に至る経緯や当会近況、新年の抱負が語られた後、参加者中の最長老者である髙橋正夫氏による迎春挨拶と乾杯のご発声で和やかに年初の交歓会が開宴されました。今回はコロナ対策としてアルコール無しで折詰お弁当をいただきながら黙食し、会話の際はマスク着用をお願いしました。

東村山市に本拠を構えた人間国宝そして校友の青木鈴慕氏の高弟黒田鈴尊氏(平19人科)の尺八と青木麻衣子氏の琴による、正月らしい楽曲「春の海」やジャス調にアレンジされた「枯葉」など、新年に相応しい素晴らしい生演奏でいつになく傾聴できました。

また、新春講話「今年を占う」と題して政治、経済、社会、スポーツを切り口に小久保清氏の占断がしめされました。3月のWBCは日本が優勝とのこと、楽しみです。
途中休憩ではホットコーヒーなどが振る舞われ、交流コーナーでの懇談と同好会(女子会、書道同好会、園芸の会)展示コーナーの見学紹介がおこなわれました。
続いて出田邦博氏による新春トーク「初春の短歌と俳句」では、自ら厳選した短歌6首、俳句6句をご披露、解説していただき、いずれも名作で新春にふさわしい穏やかな気持ちとなりました。

次に、迎春一言を年男・年女、新会員代表として4名がスピーチ。青山稔氏「世界平和、コロナ収束、90歳までは元気にが希望」、尾島敏雄氏「卯年は夢が叶うとのことなので期待している」、鈴川順子氏「兎のようにしなやかに過ごしたい」、杉本優氏「90歳までは自足歩行したいので合気道をはじめた」等、元気に述べられました。
この後、新春恒例の集合写真撮影が大内相談役によりおこなわれました。

フィナーレは、井原徹会計監査から「東村山稲門会の歌」の作詞と作曲の由来を紹介の後、前出の黒田鈴尊氏の尺八伴奏によりコロナ対応のため声を出さずに心の中で斉唱、続いて応援部出身の小森敏孝副会長のリードによる「早稲田大学校歌」を同じく心の中で斉唱しました。祝賀の余韻を残しながら、最後は岡田副会長の閉会の挨拶をもって静かなれど心熱き「新年を祝う会」はお開きとなりました。

新年会

出席者(敬称略)52名

青木淳、青山稔、阿部茂、阿部淳也、一色泰久、出田邦博、伊藤栄、井原徹、伊吹史郎、大内一男、太田陽一、大森平八郎、岡田一郎、尾島敏雄、小田弘史、小野浩一、上町弓子、紅松容子、黒田祐司、小久保清、小森敏孝、崎山裕子、佐久間卓、佐々木晶敏、清水聡、杉本優、鈴川順子、髙橋正夫、高柳剛、滝川桜子、滝来京子、田島隆夫、太刀岡貴司、千葉直人、當間昭治、戸田志郎、富澤文雄、中島章隆、野村茂樹、羽倉明彦、樋地正秀、平井康雄、藤井省、真泉順一、町田光髙、松谷いづみ、三宅 良太、宮元祥吏、安田忠治、山本岩男
演奏者・黒田鈴尊、青木麻衣子
(平井 康雄 記・大内 一男 写真)