演題:ラグビーワールドカップの展望 講師:後藤禎和氏 NPO法人WASEDA CLUBクラブ理事/事務局長 日時:9月16日(土)14:00~16:00 会場:サンパルネ・コンベンションホール 後藤講師は在学中は早稲田大学ラグビー蹴球部で、卒業後はヤマハ発動機ラグビー部でご活躍されました。2000年には早稲田大学ラグビー蹴球部のフォワードコーチに就任し、2012年~2015年の間には監督も務められました。講演に先立ち司会の真泉順一氏及び山本岩男会長から、残暑の厳しい中大勢の方々の参加を得たことについて謝辞が述べられ、今回の講演は最高のタイミングでの開催となり良いお話を聞くことができるので楽しみですとの挨拶がありました。また黒田祐司副会長と共に今回の講演実現に尽力された守屋幸一郎氏からは、NPO法人WASEDA CLUB事務局長としての後藤講師の活動が日本のラグビー界・行政機関・教育協会の各方面から非常に高い評価と期待を得ているという事が熱く語られました。 講演では、まず後藤講師からワールドカップの変遷として過去の優勝国と中心選手についての説明がありました。続いて2023ラグビーワールドカップでの優勝候補の話となり、過去9回中8回を南半球国が優勝し最近の実力の観点からはニュージーランドが、強力なリーダーが存在するという観点からは開催国のフランスが挙げられました。今回のワールドカップ日本代表メンバーについては、主力選手たちが成熟期を迎えていることから試合時の体力的コンディションの良し悪しによって結果が左右されるのではないかとの見解が示されました。 さらに今回のワールドカップ後の予測として、日本代表が予選で敗退するか突破するかに関わらず抜本的な改革を行わなければ、盛り上がりはすぐに収束してしまうだろうとの見解が示されました。最後に後藤講師から日本のラグビー界の実状について、今のままでは野球やサッカーなどの他のスポーツと比較して子どもたちがラグビーを選択しなくなることが心配されるとのコメントがありました。そしてそのようなことにならないよう「ラグビーによって我々が構築する“ヒト”のネットワークで、これから日本ラグビーを発展させていきましょう。今年のラグビー早慶戦は第100回の記念の年ということで国立競技場で開催されるので、まずは早稲田ラグビーの応援をお願いしたい。我々で国立競技場を満員にしましょう。」との熱い言葉で講演を締め括られました。 講演の後、後藤講師を交えた懇親会がありました。懇親会ではワセスポ応援の会世話人の冨澤文雄氏のご好意により、後藤講師の隣で話をする機会を得ました。後藤講師は気取らないとても気さくな方で、2023ワールドカップ日本代表スクラムハーフの流選手や斎藤選手についてのご見解を聞かせてもらうことができました。懇親会の終了直前には後藤講師の先輩でもある小林正幸元早稲田大学ラグビー蹴球部監督が杉並稲門会の田村旭氏、元早稲田大学校友会監事の鴛海量良氏、大内一男相談役と共に現れ、後藤講師を驚かせるという一幕もありました。 ◎来場者数 69名(市民等37名 会員・ご家族32名) 会員名(敬称略) 青山、伊川、大内、岡田、小野(浩)、風間、加藤、鴨田、紅松(容)、黒田、小森、坂本、崎山、髙橋(正)、 高柳、滝来(京)、滝来(洋)、滝川、田邉、當間夫妻、富澤、平井、藤井、真泉、町田(和)、町田(光)、三宅、守屋、山本、吉澤、吉田勝 (田邉 正史 記、滝来 洋二 写真)