俳句同好会イラスト付き

 

 

 

 

 

 

 

世話人:黒田 祐司 
      副島 健
      中沢 義則

 最近は3月に満開を迎える事が多い桜ですが、やはり4月がイメージに合っています。昨年は開花が遅れ、入学式に桜という懐かしい景が見られました。今年はどうでしょうか?
 桜で思い出す俳人に日経俳壇の選者でもあった黒田杏子さんがいます。生涯「日本列島桜花巡礼」をされ、桜をテーマに「夕櫻巡礼ここに仕舞ふべく」等数々の名句を残しています。残念ながら2年前の3月13日にその年の桜を見ることなく急逝されました。
 さて、今回ご紹介するのは2月の句会で最高得点となった私の句です。節分の時に生まれたばかりの孫に手書きの鬼の面を父となった私の息子が描いた様子を句にしたものです。

豆撒きや父の手書きの鬼の面   鶴来

 一平評「遥か昔のことでどんな絵の鬼を描いたか思い出せないが、子どもたちにせがまれてそんなことをした記憶が私にもある。句の奥から描線の強さと色合いとが鮮やかに浮かんで来る。」

次回の第139回稲酔句会は4月24日(木)を予定しています。(場所は東村山社会福祉センター)
俳句に興味、ご関心のある方は副島(そえじま)までご連絡ください。

(副島 鶴来 記)