世話人:黒田 祐司
副島 健
中沢 義則
かつて運動会は十月に行われるのが通例でしたが、今では春に行う学校も多いようです。それでも俳句では「運動会」は秋の季語です。西村和子さんに「運動会午後へ白線引き直す」」という句があります。校庭で親と子供が一緒にお弁当を食べている間に、トラックの白線が引き直され、いよいよ午後の部が始まるといった緊張感を見事に描写しています。残念ながら親子がお弁当を校庭で一緒に食べる光景も昔のものとなったようです。
さて、今回は8月の句会の最高得点句である豆乳さんの句をご紹介します。
喜寿傘寿ルージュ濃くして盆踊り 豆乳
鶴来評「喜寿傘寿ルージュと畳みかけるリズムが心地よい。いくつになっても女性達が化粧して盆踊りを楽しむ様子が活写され、楽しい句になっている。」
次回の第142回稲酔句会は10月23日の木曜日を予定しています。(場所は富士見公民館)
俳句に興味、ご関心のある方は「お問い合わせフォーム」から副島(そえじま)までご連絡ください。
(副島 鶴来 記)