俳句同好会イラスト付き
                    世話人:黒田 祐司
                          副島 健
                          中沢 義則

 

 

 

 

 

ようやく秋らしい気候となり、近くの小学校の校庭から運動会の様々な音が聞こえてきます。子供達が小さかった頃にはよく応援にかけつけたものです。お孫さんの運動会を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
西村和子に「運動会午後へ白線引き直す」という句があります。いよいよクライマックスの午後の部がはじまるぞといった緊張感が伝わってきますね。平和の中、親子ともども楽しめる運動会が長く続くことを祈っています。
今回ご紹介するのは8月の第135回稲酔句会で最高得点となった山口泰山さんの句です。特選に選んだお二人の評の通り、世界中で戦火が止まない中、子供たちの平和を願う強い気持ちが顕れた句だと思います。

終戦日眼優しきちひろの絵 泰山

ねここ評「世界中から戦争がなくなりますように」という想いをちひろの絵にすべて託した句作りが素晴らしいと思いました。
豆乳評「いわさきちひろは好きな画家で、かわいい子どもの絵が多い。無垢な子どもたちを戦禍に巻き込んではいけないという祈りの句だと思う。」

次回の第136回稲酔句会は10月24日(木)13:00(東村山社会福祉センター)を予定しています。
俳句に興味、ご関心のある方は「お問い合わせフォーム」から副島(そえじま)までご連絡ください。
                                                        (副島 鶴来 記)

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