世話人:黒田 祐司
副島 健
中沢 義則
3月になると木々が一斉に芽吹き花の季節を迎えます。花の中でも格別早春のまばゆさを感じさせるのが辛夷の花です。数年前、息子が婚約者を家に連れて来たのも辛夷の花が満開の頃でした。白濱一羊に「青空の喝采のごと辛夷咲く」という句がありますが、まさにそのような心持ちだったのを今でも思い出します。
さて、今回ご紹介するのは12月の平林寺吟行で詠まれ、最高得点となった中沢豆乳さんの一句です。
くるくるとドガの踊り子紅葉散る 豆乳
野火児特選評「純白のチュチュを纏った踊り子の躍動感と紅葉が舞い散るさまが渾然一体となり美の極致」
次回の第139回稲酔句会は4月24日(木)を予定しています。(場所は東村山社会福祉センター)
俳句に興味、ご関心のある方は副島(そえじま)までご連絡ください。
(副島 鶴来 記)