俳句同好会イラスト

 

 

世話人:黒田 祐司
      副島 健 
      中沢 義則

5月も中旬を過ぎると、北山公園の花菖蒲が咲き始めます。そして5月末から6月初めの東村山菖蒲祭りの頃に満開を迎えます。新緑の八国山を背景に咲く600種類8千株10万本の花菖蒲は壮観です。
稲畑汀子に「ほどけゆく源氏絵巻や花菖蒲」という句がありますが、まさに美しい着物を纏った美女達が居並んでいるかのようです。なかでも薄紫色の
「北山乙女」の気品のある花はここでしか見られません。是非、皆さんも足を運んでください。

さて、今回ご紹介するのは2月の句会で一平さんの特選句となったねここさんの句です。

鼻歌のやうなサックス春立ちぬ  ねここ

一平評「サックスの音が鼻歌のようだという。どんな曲をどんな風に吹けば鼻歌のように聞こえるのかあれこれ想像してみた。けれども核心を突くまでには至らない。そうはいっても魅力的で不思議な味わいの措辞であることは確か。サックスの名曲のいくつかがへろへろと耳を掠めていく。」

次回の第140回稲酔句会は6月26日(木)を予定しています。(場所は東村山市立社会福祉センター)

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