平成28年10月29日(土)に音楽同好会が開催されました。
当日はぽかぽか陽気が一転して冷たい北風に震え上がるような夜でしたが会場は暖房が利いていて快適でした。
今回は東村山稲門会20周年行事の一環として小平市の眼科医師(白矢眼科医院)が主催するコンサートに参加する形の同好会になりました。
大変な盛況で40人近い参加者で椅子を補充するくらいでした。その内、稲門会会員参加者は15人で、 M’s Trio演奏全11曲を堪能しました。
白矢アートスペースは白矢眼科に併設された、小平駅を出て右手多摩遊歩道に入ってすぐの白い建物です。内装や備品も白一色に統一され清潔感あふれる清々しいギャラリーです。ここではコンサートや絵画の展示会が開催されています。
M’s Trioはヴァイオリン大井実夏、ピアノ山口美智恵、チェロ鶴勝の3人構成でそれぞれ現役で活躍中のプロの方々です。それぞれMで始まる名前であることからM’s Trioと命名されたと聞きました。
ピアノの山口美智恵さんのご子息は東村山稲門会の行事にお招きした早稲田のニューオリンズクラブの一員だったそうです。
演奏曲目は前半がクラシック、歌劇、ミュージカルで、短い休憩後の後半ではタンゴとシャンソンでした。誰もが聴いたことがある親しみ深い選曲でした。
よく聴いていた、よく口ずさんでいた懐かしいメロディーをヴァイオリン・チェロ・ピアノのアンサンブルで奏でるとまた違った趣がありました。その曲が巷に満ち満ちていた時代を思い浮かべながら、心を開放して演奏に聴き入ることができた集いになったのではないでしょうか。
曲ごとにチェロの鶴氏が柔らかい口調で簡単にコメントしてくださいました。その語り口が時には笑いを誘い和やかな雰囲気に終始し、私たちフロアーは大きな拍手を送りました。
アンコールでは「洋楽が続いたので、お口直しに日本の曲をやりましょう」と「浜辺の歌」が演奏されました。続いてナポリ歌曲カタリ・カタリの演奏もありました。
演奏終了後には卓をしつらえて、ビール、サンドウィッチ、菓子などをつまみながらの歓談に入りました。
その間小平市役所勤務の市川彰彦夫妻のご子息市川裕之さんが駆けつけてくださり、“歌う公務員”と言われていると自己紹介された後、さだまさしの「望郷」などギターでの弾き語りが入り終了時刻ぎりぎりまでの歓談が続きました。
白矢先生はカウボーイスタイルで白いテンガロンハットが良くお似合の長身で細身のカッコ良い紳士です。
カウボーイスタイルの先生が独唱して下さるのではないかとひそかに期待していましたが、時間が押し迫って叶いませんでした。とても残念に思いました。
ホカホカと温かい気持ちになって9時過ぎに解散となり帰途につきました。
白いピアノ・白い内装・白い備品そして白いテンガロンハット。
演奏 M’s Trio
演奏曲目
眠りの森の美女
アルルの女よりメヌエット
ノクターン(ショパン)
踊りあかそう
ハンガリア舞曲第5番
*休憩*
奥様お手をどうぞ
ジェラシー
ジュテヴ
パリの空の下
枯れ葉
愛の讃歌
アンコール曲
浜辺の歌
カタリ・カタリ
参加者:(50音順・敬称略)
市川夫妻 岡田 倉田 小亀夫妻 小菅夫妻 高橋(正) 滝川(桜) 滝川(正) 守屋 山本 吉澤(勇) 吉澤(雅) 15人
文: 𠮷澤雅子 写真:小菅宏 山本岩男 吉澤勇