6月23日、郷土史の会も東村山市を飛び出し、今回は田無・東大農場周辺を歩きました。総勢7名、多からず少なからずで、ゆっくり歩けました。

まず向かったのは田無神社です。鎌倉時代、後述する谷戸に鎮座していたものを、江戸時代になってから青梅街道の開通に伴って現在地に遷座したとのことです。境内には元横砂大鵬関が寄贈した土俵もあります。 

青梅街道を挟んで向かい側にあるのが田無山総持寺です。真言宗智山派の寺で、これも谷戸にあった西光寺を青梅街道沿いに移し、田無山総持寺と改称しました。田無の宿場が整備されると、谷戸集落の住民は代官の指示で移住させられたそうです。
総持寺から「やすらぎのこみち」をしばらく歩き、右折、新青梅街道を横断すると東大農場です。22haの広大な農場ですが、農場を縦断する道路計画があり、あちこち通行止めとなっており、十分な見学はできませんでした。(工事自体は未着ですが、農場の主要部分は入れません)

農場入口から少し入ったところでハス見本園が開催されており、大賀蓮(千葉県の弥生時代の遺跡から発見された種を発芽させたもの。北山公園にもある)をはじめ100種類ほどの花を咲かせていました。 

東大農場から「西東京いこいの森公園」へ。周回するジョギング、散歩コースがあり、木漏れ日の中思い思いに歩き、走っていました。 

少し行ったところに「谷戸せせらぎ公園」があります。谷といえば谷、沢といえば沢になっており、地下水脈が浅く、井戸を掘ればすぐ水が出るところのようで、近辺ではこのあたりに最初の集落ができ、その後、田無駅付近に移住させられたようです。
    公園内の池の前で記念写真。(小林傳さんは途中でお帰りになりました) 

帰り道、東大農場の東側の道路を歩いていると、塀越しに農場内の広い田んぼが見えました。いろいろな品種の苗を栽培、研究しているようでした。 

参加者 : 阿部、小林(傳)、高橋、富沢、豊田、町田、山本、 計7名

来る7月26日(日)はウォーキングの会で、羽村取水堰近辺を歩きます。
事前申告不要、どなたでも、ご家族でも参加できます。
東村山駅国分寺行ホームに9時集合です。早稲田の旗をもってお待ちしていますので是非ご参加ください。詳細は稲門会ニュースご参照。

(文:阿部 茂、写真:山本 岩男)